今日、とても悲しいお知らせがあった。もう10年来の友人の訃報だ。
私たちよりも年上だったが、ご夫婦で私たち夫婦を可愛がっていただいた。

私たちがまだネットショップが軌道に乗ってない頃、友人夫婦もネットショップを始めたばかりで、色んな悩みをお互い話した。
高層マンションに住んでいた友人夫婦は、部屋からご来光を見ようと誘っていただいた。
高層マンションから、見事なご来光を拝み、ご主人が作ってくれたお雑煮をご馳走になりお互いの商売繁盛を祈った。

ご来光を見たあと、早稲田の一陽来復がどうも商売繁盛にはいい感じがするというご主人の一声で一緒に元旦お参りに行った。それ以来、私たちは毎年一陽来復のお守りをもらいに行っている。

おかげさまで、お互いそれなりに軌道にのった。忙しくなったこともあり何年かお会いすることもなかったが、奥さんのほうが体調を崩されていたということだった。でも少し快復されたということで四年位前にひさしぶりに我が家へ遊びに来たいとおしゃって頂き再会した。

多分、もうその頃薄々感じていたのかも知れない。時間がそんなにないことを。

仲良くなったきっかけは、私と同じ誕生日でそれで意気投合した。始めてお会いした時のことを今でもよく覚えている。
彼女は物書きのプロだったが、彼女の書く文章は知的でユーモアに溢れていた。彼女の文章が大好きだった。

もう会えないと思うと息が詰まる。もう一度会いたい。

私たち夫婦を可愛がってくれてありがとう。

御冥福を心よりお祈りします。