うちの愛犬まろんさんは、とにかく食いしん坊。人に言わせれば「卑しい」
まあ、動物って自分で稼いでご飯を買えるわけじゃないので、生きる術として、目の前にあるものは「今」食べるという生まれ持った知恵なのだ。今食べなくていつ食べるの?今でしょう?というちょっと時代遅れのギャグをまんま生きている動物なのだ。
そういう観点からいくと、うちのまろんさんは実に優秀ということになる。生きる術に長けているということだ。逆におやつを食べても選り好みして「いらな~い」なんていうわんちゃんなどは、動物界では風上にも置けない奴なのだ。そんな動物界のエリート、まろんさんだが、困ったことにまろんの生きる世界は「人間界」
このエリート意識が通じることもなく、公園では実に評判の悪いまろんさんだ。
とにかく人のおやつは奪うは、飼い主さんに前足乗っけるわ、ワンワンほえておやつを要求するわでやりたい放題。しまいには、飼い主さんに「なんだよ~~!!」と怒られる始末。仕方なく途中から強制退場。身動きのできないようリードでしっかり確保だ。
だがね、おやつがあるから仕方ないのだ。おやつがあるって、超感度のいい鼻がかぎわけてしまう。
あのおかーさんのポッケにおやつみっけ。
だから行くのだ猪突猛進。イヤならおやつを持ってこなければいいのだ。というこの超愛犬寄りの私の意見は、もちろん口に出すことはないが、毎朝そう思っている(笑)言いたい、う~~ん言いたい。
かたや事務所では、おかーさんがまろんが部屋に入るたびにおやつを与えるので、部屋の前でしょっちゅう待機するようになってしまった。そりゃそーだ、あの部屋にはおやるがあるも~ん。だから部屋の前で待つです。ドアがあくまでね!
優秀すぎる我が愛犬。まってりゃ、いつかドアが開くさ的な考え方。
まったくそのとおりだよ、まろんさん!
かといって、そうそうおやつをあげてもらっても困る。まろんは足が弱いので太らせられないからだ。なので、1日2個と一応してもらってるが、たぶん10個はくってんじゃないか?と思う。
でもだ、それでもあげられない時に
もう~~~~かわいそう~~~おやつ食べたがってる~~~。
と、おかーさんは涙目だが、私からしたらこうだ。
だっておやつもらえるって覚えちゃったんだもん。もらえるまで待つさ。
部屋に入っても何ももらえないんだ、というコマンドが入れば、まろんはきっと自分のベッドで日がな1日うたた寝していたに違いない。
まったくなあ~~なんでこんなにみんなおやつあげたいんだろうね。
本当に困ったもんだ。
そしてけして、我が愛犬の無謀な振る舞いと卑しさに言及しない、独善的な飼い主私も困ったもんだ!?