日田へ

日曜日は、公園でお花見。

しかしせっかくの花見ですが、あいにくの空模様。ただ、屋根のある東屋で遠くに桜を愛でながら、公園仲間とお花見を楽しみました。

その花見もそろそろ終焉というころ、兄から電話。

義理の姉のお父様が亡くなったという知らせでした。お父様は大分は日田の方。日曜日ということもあり、通夜に出て早朝に東京に戻ってくれば、月曜日は忙しくてもリカバリーできるはず。そう判断して急遽チケットを取り、午後3時20分の飛行機に乗り込みました。

日田に到着したのは、8時過ぎてしまい御通夜の式は終わってしまってましたが、親戚一同に囲まれて安置されたお父様と最期のご挨拶をさせていただくことが出来ました。

私としては、実父が亡くなった時に、とにかく一番に東京に出てきてくれて、あいにく東京は亡くなってもすぐに通夜が出来ないことが多い(会場の関係など)ことをご存知なかったので、御通夜までの何日かを東京で待っていただいた時のご恩をお返ししたかったこと。

そして思い出深いのは、結婚する前に、一度兄夫婦とニューヨークに行ったのですが、ニューヨークでお父様とお母様と合流して、今は無きワールドトレードセンターで食事をしたこと。あの時のことは本当に印象深く、ワールドトレードセンターのほぼ最上階に近いレストランで、階下に米粒のように見えた自由の女神と、お父様独特の地理的なご意見(それは違うとみんなで否定しましたが)にあーだこーだと言ったりして、人生の中ではほんの一瞬でしたがワールドトレードセンターという貴重な時間を共有させていただいたこと。

羽田へ向かう道々、窓の外に広がる風景を見ながら、あ~こうやってお父様も父の葬儀に出る時にこの風景を眺めてきたのだなあと、その時にどんなことを思ってこの風景を眺めていたのだろう?とふと思いました。

日田までは正直遠くて、短い時間だったのでちょっとしんどい部分もありましたが、やはり最期にお別れできてよかったのだと思います。

大宅さん。

どうぞ安らかにお眠りください。そして天国に行ったら、どうぞ実父、義理の父をよろしくお願いします。

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