盲導犬

先日あった盲導犬が刺されるという事件。言葉を話せないだけでなく、痛みも訴えることの出来ない盲導犬にそんなひどいことをする人がいる事実に驚かされます。

これを期に、盲導犬自体の制度が虐待なんじゃないか?という議論まで一部では出ているようです。生活のすべてを抑制されて可哀相というのが主な理由。

ただ人間と犬、共生するにはルールが必要。一般家庭の飼い犬だって、共生させるために自由を制限することは必要。しかしそのルールから逸脱する人も後を絶たないわけで、躾をしない、飽きたら保健所に連れていく、公園に捨てるなど、また自由奔放にさせられて、他の犬をかみ殺す、人を傷つけてしまい保健所に送られるというケースだってあるのです。

さらに言えば盲導犬が虐待であるならば、ペットショップの展示ケースはもっと虐待だと言えるのではないでしょうか?

そういう意味で人の役にたち、目の不自由な方も犬に助けられ感謝し、そこに私たちが計り知れない信頼関係が生まれている。長い歴史の中の盲導犬とトレーナーの関係が虐待と簡単には言い切れないと思うのです。

ただ、もし今回の事件で考えることがあるとするならば、もっと目の不自由な方が住み易い環境にするにはどうしたらいいかということ。これは設備的な問題もそうですが、目の不自由な方に対する配慮をもっと周知させるべきと思います。

どうやったら手助けできるのか?色々学ぶべきことはありそうです。

http://home.c00.itscom.net/t2oho4no/fukusitaiken/yuudou/yuudou.htm