その昔、うちで働いてくれていた鄭さんという中国は福建省出身の人がおりました。日本で働いて貯めたお金を元手に中国に帰ってビジネスを興して大成功を収め、今は上海にご家族と一緒に住んでいます。彼は心の優しい男で、その当時、我が家で飼ってい「ゴン」や「パンコ」といったデビママなる黒い野良猫が産んだ子猫の一匹を「ミーちゃん」と名付けて可愛がってくれました。

そして、中国に帰るときも面倒な手続きをすべて自分でやって「ミーちゃん」を連れて行ってくれました。先に日本で飼っていた我が家のゴンが亡くなった後も、わざわざ高い日本製のキャットフードを取寄せて与えていたようです。

その「ミーちゃん」が亡くなったとメールで写真つきで連絡が入りました。
ここには掲載していませんが、中国式の立派な弔いをしてくれていました。
きっと今頃天国で犬のクリや猫のマイ達と遊んでいると思います。

鄭さん、ありがとう！
あなたはいつまでも友達だ。