はまじ。ありがとうね。

11/1のブログではまじが具合が悪くなることを書きましたが、まさかその翌日にはまじ亡くなるなんて夢にも思っていませんでした。

体が弱い子だから、長生きは出来るか?不安でしたが、まさか翌日にです。11/1に家に帰ると、先に家に帰っていた堂園がはまじが具合がかなり悪そうだよ、と言いました。普段はリビングや風呂場にいることが多いのですが、帰るとその日は書斎まで行って、書斎の椅子に丸くなっていたのだそうです。書斎の椅子は二年前にやはり具合が悪くなったときによくそこで寝ていたのですが、みんなから少し離れて静かなのでここに来るというのは、はまじがあまり具合がよくないことを表します。

その後、その椅子から和室のまろんのベッドまで行き、まろんのベッドははまじは好きなんですが、ベッドまで行き着く前に半身外にはみ出すようにして、まるで息絶えたような格好で寝ていたそうです。

それを見た堂園が、これはかなり悪いんじゃないか?体力的にベッドまで行く力がなかったんだとわかり、急いで暖かくしてやり、そのあたりで私が帰宅しました。

寒いとダイニングの椅子の上が、ストーブがあたって暖かいので、それが好きだったので、椅子の上に柔らかいフワフワの布を敷いてあげて、そこに寝かせました。でもほどなくすると、上から降りたかったのか降りようとして、足腰がたたずに、どすんと椅子から落ちてしまいました。もう立つこともできない状況だったんですね。しばらくダイニングの床で横になっていましたが、むっくりと起き上がると、またフラフラとした足取りで、キッチン内の炊飯器の置いてあるところに向かいました。はまじは、体調が悪くなって、とらみと仲が悪くなって、とらみの攻撃から逃げるために炊飯器の置いてある後ろのスペースが狭いのですが、落ち着くのかお気に入りの場所となっていたのです。無論、さほどそこまで行くのは高さはあまりないのですが、上がれるわけもなく、そのスペースにさっきの布を敷いてやりいれてやりました。

とにかく落ち着く場所を探しているという感じでしたね。はまじの手足を撫でてあげながら、もうはまじは長くないなと感じました。はまじは寝室も大好きで、ベッドの中に入ってくるのが好きだったので、そうだ、はまじ。一緒に寝ようか?とベッドに連れていき、布団の中は無理ですが、堂園と私の間にはまじを寝かせてあげました。

翌朝、はまじはまだ昨夜と同じような感じで、意識はまだありました。会社に行かなくてはならないですが、自宅にはまじだけにすることは出来ないので、会社に連れていくことにしました。

私のデスクの後ろの棚に、フカフカのマットを置いて、その上にはまじを寝かせると、横になりながら、じ~っと私の方を見ていました。意識があるのかないのか?でも目はしっかりしていたと思います。

はまじは会社の裏の倉庫に迷い込み、そこで保護されしばらく事務所で飼われていました。なので、保護された場所に戻ってきたような感じですよね。はまじの第二のふるさとです。

しばらくすると、体を動かして下に落ちそうなので、マットを下に降ろし、そこに寝かせました。ちょうどガラスの扉の前なので、暖かな日差しがはまじを包んでとても暖かそうでした。しばらくはその状態でしたが、お昼すぎになって、堂園がはまじの息がおかしい!と言うので急いで近くにいくと、今までおなかのところが呼吸で上下していたのが、その上下がとまっています。

はまじ!!何度か呼びかけると口で息をはじめました。もうたぶんその時ははまじの意識はなかったと思いますが、目はしっかりと見開いていました。口の呼吸が次第に間隔が大きくなり、12時20分、その息も止まりました。

享年7歳

ネコの平均寿命が12歳前後だと思いますが、20年近く生きる猫もいるわけで、そう思うと本当に早かったと思います。

トイレをなかなか覚えずに、それは死ぬまで苦労させられたけど、何をやっても嫌がらないし、怒らないし、とらみには優しく、まろんには従順で、お人よしじゃないけど、おねこよしでした。

野良だけど、所作はなんだか優雅で、写真を撮ると写真写りがすごくよくて、賢い子に見えてしまう、不思議なネコでした。

ソファーに座ると、すぐ飛んできて足の上に上ってきた、超甘えん坊。

とにかく笑わせてくれて、癒してくれて、かわいくて、かわいくて。

やっぱりさびしいよ。はまじ。

思い出がいっぱいありすぎて、心の整理に時間がかかりそうだ。たった7年でもね。

でも、ありがとね。

お前といた時間は本当にすばらしかった。

またいつか会おうぜ!

その時はトレイぐらいは覚えてくれよ。