挑戦するということ

人生の中で、色々と岐路に立たされるということがあると思う。たくさんの選択肢がある場合や、分かれ道のように右にいくか左にいくか、という限られた選択肢の時もあるかもしれない。

いずれにしても自分の意志で決定する。ということが大事だ。人に言われたからとか、あの人のためだから、この状況だから仕方なく、などという理由は仮に前に進めたとしても、いつかは詰まることになる。

例えがちょっとぬるいかも知れないが、高校生の3年生に上がった頃、それまで受験勉強も考えてなかったし、自分の進路もろくに考えてなかった時に、担任の先生は遅刻してきた私に、短大受験についてのガイドブックを渡した。遅刻したので、4年生大学のガイドブックがなくなってしまい、短大用しか残っていなかったためだ。遅刻した自分も悪いが、将来の進路を決める場面で、残りもんだからと渡す担任も担任だ。しかもその勉強量じゃ、短大がいいところだろ、というお墨付きまでいただいた。

先生が言うから仕方がない。と短大受験に向っても当然な状況だった。なにせ勉強していない私が悪い。

でも私は4大に行く道を選んだ。以前から漠然とだが行きたい大学もあったし、漠然であっても入学したら何か自分が変われるかもしれないと、情熱だけはもっていた大学だった。

その大学を受験すると決めた日に、本屋で赤本と参考書をたくさん買った。参考書は出題される問題にあわせて、それに特化しているものを選んだ。

買ってきた参考書を毎日、毎日繰り返し、繰り返し取り組んだ。それ以上の参考書は買わずに最後までやったら、また最初からやり始めて、同じ問題を何度も何度もやった。朝から、夜は必ず11時には寝た。1歩も外に出ない日が何ヶ月も続いた。

途中、本当にこれでいいのか?と悩むこともあった。こんなんで受かるのか?と悩んだ。でも短期的に行かせてもらった塾で、他の生徒たちと同じリズムで勉強することが自分にはまったく合わなかった。他の生徒がわからない問題が自分がわかって、自分がわからないことが他の生徒がわかって、あっさり流されることがイヤだった。

塾も短期で辞めて、そのあとは完全引きこもりの自主勉強にした。受からない不安もあったが、受からなかったらどうするか?ということもあまり考えなかったが、それでも滑り止めで女子短大は2学校受けることにした。さらにすべり止めを増やそうとした時に、母親に

そんなに自信ないなら受験自体を止めたほうがいい。そんなに気弱でどうするんだ、と諌められた。

とにかく、盲目的に自分の勉強方法を貫き通し、短大2つに、念願の大学に合格した。

自分がこうと決めたことを、色んな情報にまどわされずに突き進めば、必ず願いは叶う。その時にそう思った。模試試験ではメタメタの結果を出したりしていたが、それでその時にあきらめていたら、、、。

そして何より自分が決めた道を信じる心が大事だということ。

asako05ふと、そんな昔のことを思い出した。