懐かしいアパートは残っていた

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昨日は自分が小学校5年生から大学2年まで過した江古田に仕事で出掛けたついでに、お袋に懐かしい写真を見せてあげようと思いこの古びたアパートを撮影してきました。

今から36年前に新築された木造2階建てのアパートですが、1階の角の部屋を「照国電機株式会社」の事務所として借りていました。

そうです。

ここがウチの創業の地なのです。
ここで約9年間を過してきました。
まだ建て替えもせず残っていました。
しかも、同じ部屋に電気屋さんらしき方が住まわれているようでした。

小学生時代の私は門限が5時でした。
なぜかと言うと、この事務所で留守番をしていたからです。
お袋は5時になると徒歩1分の自宅へ戻り夕飯の支度をしていました。
5時から7時までの間が私の担当でした。

この時間は実はゴールデンタイムでして、現場から会社へ戻った職人さんが次々と電話で注文を入れてくれる時間帯なのです。
小学生の私がいる事でとても大きな受注をした事があり、親父がとても喜んで褒めてくれた事を覚えています。
この時の原体験が今の自分を商いの道に誘ったのでしょうね。
褒められるのがうれしくて、門限が5時でもまったく平気でした。

そのうち、小学校の仲間が5時になると事務所へ一緒に来てくれるようになり、宿題をやったりしました。
中学生になると、だんだんとマセてきて拾ってきたエロ本を広げて興奮したり(笑)職人さんが置いて行ったハイライトを友人達とプカプカふかすなど悪い事も少しだけしていました。
後で聞きましたが、お袋は事務所が煙いので知っていたようです(^_^;)

この小さなアパートには自分の青春の一部が詰まっています。
今でも残っていて少し感傷的になりました。
今、お袋のiPad mini にこの写真を転送しました。
お袋は覚えているかなぁ?