ありがとう、はまじ

2017年最後の投稿になった。
もうずっと前から、最後はお前の事を書こうと決めていたよ。

最初は俺がお前の事を拾ったと思っていた。
でも違ったな。
お前は俺の事を救いに堂園家へ自分の意志でやってきたんだな。
お前が虹の橋を渡ってからそれに気が付いたよ。

これではまじの悲しい話は最後にしようと思う。
俺がいつまでもお前を失った悲しみを引きずる事は望まないと思うから。

はまじが虹の橋を渡る前日。
帰宅してすぐに俺はお前がもう長くないことを悟った。
大好きなあさこの書斎の椅子にどうして登ったのか不思議なくらい体力がもう無かったお前が、帰宅したらその椅子にも居なかった。

どこだ、はまじ、どこだ、はまじ。

探すとお前は、大好きなまろんのベッドに体半分預ける形で倒れ込むように寝ていた。痩せた体でようやく息をしながら、それでもまろんのベッドまで這って行ったんだろう。

不思議と俺は冷静だった。
すぐにストーブを点けて、お前の大好きな椅子の上に運んだ。

しばらくするとあさこが帰宅した。
お前が長くないことを悟った俺は話した。
彼女も大変ショックを受けていた。

その椅子から、もうあの華麗なステップは踏めなかった。

ドサッ

立つこともジャンプすることもできないお前は椅子から落ちる事しかできなかった。
あの素早くて悪戯好きのお前がもう立てない。

夜、覚悟を決めて俺たちの寝室に連れて行って川の字で寝た。
あさこ、はまじ、俺。
3人で寝たな。

朝起きて、もう旅立ったかなと思ったお前はまだかろうじて息をしていた。
あさこと二人で無言で会社へ行く支度をした。

はまじの意志は言わなくても二人にはわかっていた。
事務所へ行きたいんだ。

お前と初めて出会った事務所に行きたいんだな。
お前は本当に外が好きだったもんな。

自転車の荷台にケースを置いてその中にお前を入れて事務所へ行った。
2017年11月2日の朝は澄み切っていた。

事務所につくとあさこが優しく抱いた。
俺の横でじっと体を横たえながら、じっと見ながら、静かに床で息をしていた。
その息が、おなかの上下が止まったのを俺は見ていた。

一時も忘れないようにじっと見ていた。
お前が不安にならないように、お前をじっと見つめた。

そして心に祈った。

「神様、この子は何も悪いことはしていません。とってもいい子だったんです。せめて最後は苦しまずに天国へ行かせてください。」

さいごはおなかで呼吸できず口だけで呼吸していたが、最後はお前の大好きな、俺、あさこ、お袋、まろんに見守られながら天国へ向かっていった。

永遠とも思える時間が過ぎ、時計を見ると12時20分だった。

2017年11月2日12時20分だった。

はまじ、ありがとうな。
お前が俺の、堂園家の、てるくにでんきの全ての災難をその小さな背中に背負って旅立っていったな。おかげで俺はずいぶん強くなったぜ。

2018年はお前に報いるためにも、絶対に負けないからな。
天国で見ていてくれな。

サンキューはまじ。
忘れないよ、はまじ。
愛しているよ、はまじ。

鹿間夫妻と練馬のたぬきで忘年会

いろんな意味でお世話になった同級生の鹿間君。
いっぱい助けて頂きました。
今日は奥様も交えて鹿間夫妻とうちの嫁さんの4人で忘年会。
来年は電気工事と空調工事でコラボレーションします。
やったるで!

お正月の準備

12月30日の今日はお正月の準備をしました。
キャラバンにドライブレコーダーを設置。
スマホにまろんと買い物。
今年の師走はどこに行っても練馬・板橋・埼玉は空いていました。
いよいよ正月がきますね。